藤浪 オコエにやられ自虐「プロの厳しさ教えてもらいました」

[ 2016年2月21日 07:05 ]

<神・楽>2回1死一、三塁、藤浪から中前に先制適時打を放つオコエ。打たれた藤浪はこの表情

練習試合 阪神2―6楽天

(2月20日 宜野座)
 オコエの引き立て役となってしまった阪神・藤浪は「凄くいい振りをしていた。プロの厳しさを教えてもらいました」と自虐的に振り返った。

 実は試合前、楽天・梨田監督から「(勝負は)ストレートでいったらどうだ」と“けん制”されていた。結果的にオコエには3球全て直球。2打席目は三ゴロに仕留めた。

 ただ、直球中心の投球は相手を意識したわけではない。「前回(11日)の紅白戦でストレートの質が気に入らないところがあったので、課題にした」。2回は嶋、茂木、ウィーラーにも適時打を浴び、2失策も絡んで6失点。公式戦の1イニング最多失点に並ぶ想定外の炎上で、3回5安打6失点と振るわなかったが、直球31球のうち、24球が150キロを超え、最速は155キロを記録した。本人は「直球の感触は良かった」と手応えを強調した。

 金本監督も「今の時期だからいっぱい試せばいい。何も心配はない」と信頼を口にした。次回は3月3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発予定。藤浪は「ストレートの質もまだまだ上げていかないといけない。(投球の)細かい点を突き詰めていければ」と先を見据えた。

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