巨人ドラ２重信　打って走って守って良し！今度は快足美守

＜巨・Ｄ＞５回２死、荒波の飛球をダイビングキャッチする重信

オープン戦 巨人２―０ＤｅＮＡ

（2月20日 沖縄セルラー）
　勢いが止まらない。巨人のドラフト２位・重信（早大）が、実戦４試合連続マルチ安打。さらには２盗塁も決め「僕の役割はとにかく塁に出てかき回して、還ってくること」。開幕１軍へ、連日の猛アピールだ。

　打って良し、走って良し。先頭の４回、叩きつけた打球が一塁手のミットをかすめて二塁に転がる間に、５０メートル５秒７の俊足を飛ばしベースカバーに入った投手よりも間一髪早く一塁を踏んだ。すぐさま二盗を決め、ギャレットの右越え二塁打で生還。８回１死二塁では右前打を放つと、またもや二盗に成功。高橋監督も「いつ行ってもいいよ、という話をしている」と全幅の信頼を寄せている。この日は、守っても良しだった。５回２死の左翼の守備では、荒波の鋭い打球をダイビングキャッチ。最大瞬間風速１８．４メートルの強風が吹き荒れるなか「風とプロの打者の伸びで迷った部分はあったけど積極的にできた」という好判断が光った。　（神田　佑）