広島ドラ2横山 鮮烈デビュー!山田&バレを3球三振斬り

[ 2016年2月21日 08:51 ]

<ヤ・広>2回無失点と好投した広島2番手の横山

オープン戦 広島11―1ヤクルト

(2月20日 浦添)
 鮮烈デビューだ。広島のドラフト2位・横山(NTT東日本)が、ヤクルトとのオープン戦に4回から登板。山田、バレンティンとのいきなりの対戦にも動じず、連続で3球三振に斬った。

 「山田選手との対戦はうれしかったし、感じるものがあった」。昨季トリプルスリーを達成した山田は変化球で追い込んで、この日の最速145キロ外角直球で空振り三振に料理。バレンティンは内角低めのフォークで見逃し三振に仕留めた。プロ初の対外試合で、球界屈指の強打者2人を続けて封じたが、「フォークはボールにしようと思った球。意図した球を投げないと…」と反省も忘れなかった。

 ピンチを招いた5回は味方の好守にも助けられて、2回を3安打で無失点。「結果が0点で良かった。(強打者と)最初に対戦できたのは良かった」と横山。先発枠を狙うルーキーに、緒方監督は「結果もだけど、投げっぷりが良かった。次は頭から長い回を投げてもらおうと思う」と目を細めた。目標の開幕1軍へ、この勢いで突き進む。 (江尾 卓也)

 ◆横山 弘樹(よこやま・ひろき)1992年(平4)3月12日、宮崎県生まれの23歳。宮崎日大では甲子園出場なし。桐蔭横浜大からNTT東日本に進み、社会人1年目だった14年の都市対抗野球では4強入り。2勝を挙げて若獅子賞を受賞した。15年ドラフト2位で広島入団。1メートル87、86キロ。右投げ左打ち。

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