オリ金子 ブルペンで最多119球 試合さながら全7球種披露

[ 2016年2月17日 20:04 ]

ブルペンで投げ込むオリックス・金子

 オリックスの金子千尋投手が“今季初完投”を飾った。17日にブルペンで投球練習を行い、今春最多となる119球。「投げていて、ちょうどいいと思った数だった」と、本人は球数に意図はないとしたが、およそ1試合分の9イニングにあたる球数に近く、完投にこだわるエースらしい終わり方となった。

 内容も充実している。7種類の持ち球を全て使い、ワインドアップ、ノーワインドアップ、セットポジションと、投法もそれぞれ試した。さらに左右両打席に打者役を立たせて、球筋などを確認。最後は捕手役にランダムに変化球のサインを出してほしいと要求。試合さながらに投球し、見応えのある内容となった。

 踏み出す足の位置をロージンでマークしながら「思ったよりも若干クロスしていた」とフォームを確認。順調に段階を踏んでおり、右肘の手術明けとなった昨年とは大きな違いを見せている。福良監督も「本当に順調」と納得。最有力の開幕投手に問題はなさそうだ。

続きを表示

2016年2月17日のニュース