日本ハム レアード劇弾で苦手ソフト下す「ベース一周かみ締めた」

[ 2015年9月22日 18:11 ]

<日・ソ>9回、無死一塁の場面でサヨナラ2ランを放ったレアード

パ・リーグ 日本ハム4―3ソフトバンク

(9月22日 札幌D)
 レアードの劇的な一発で日本ハムが引き分けを挟んでのソフトバンク戦の連敗を5で止めた。

 2―3とビハインドで迎えた9回、マウンドにはリーグトップの40セーブを誇るサファテが上り敗色濃厚。しかし、先頭打者の近藤が粘ってフルカウントから四球を選ぶと、続く打席には今季31本塁打のレアード。

 チームの主砲は四球直後のカーブを強振。快音を残した打球はレフトスタンドに飛び込み、喜ぶチームメートがベンチから飛び出した。ファンが期待に胸を膨らませる前の一瞬の出来事。「初球の甘い球を思い切り振り抜いた。打った瞬間に入ったと思ったね」とあまりに劇的な32号を振り返った。

 「ベース一周をかみ締めた。本塁に還ってファンの歓声を聞くのが楽しみだったよ」と笑顔で大観衆にメッセージを送ったレアード。しかし、それよりも強烈なメッセージを受け取ったのはソフトバンク。すでにシーズン負け越しが決まり、リーグ優勝も譲ったが、CSでのリベンジを誓う背番号「5」に警戒しなければならないだろう。

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