新人王受賞の目安は?先発は2桁勝利 野手より投手優位

[ 2015年9月6日 08:20 ]

<オ・日>プロ入り初完投を完封勝利で飾った有原はBB(左)、ポリーからの熱い祝福に笑顔

パ・リーグ 日本ハム7-0オリックス

(9月5日 ほっと神戸)
 日本ハムのドラフト1位ルーキー・有原航平投手(23)が5日、オリックス20回戦(ほっと神戸)で自己最多の136球を投げ抜き、9回4安打無四球8奪三振でプロ初完投初勝利を飾った。ドラフト1位ルーキーの完封は球団では07年の吉川光夫投手(27)以来8年ぶり。ルーキーの9回無四球完封は67年の高橋善正(当時東映)以来の快挙だ。連敗中のチームを救い、新人王争いも大きくリードする価値ある8勝目となった。

 新人王はプロ野球担当通算5年以上の記者による投票で決まる。パ・リーグの受賞者を見てみると、99年の西武・松坂(現ソフトバンク)以降は全て投手が受賞(00年は該当者なし)。

 先発投手は2桁勝利が受賞のめどで、最近20年で1桁勝利の先発投手が受賞したのは02年の日本ハム・正田(9勝)だけ。野手の受賞は98年の西武・小関が最後で、投手優位の近年の受賞傾向の中、有原は2桁勝利が条件となりそうだ。

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