ヤクルト2位浮上!小川が無失点で9勝目 巨人は菅野が誤算で4連敗

[ 2015年8月26日 21:35 ]

<ヤ・巨>ヤクルトの先発・小川

セ・リーグ ヤクルト4―0巨人

(8月26日 神宮)
 ヤクルトが4投手の継投で巨人を完封。2連勝でカード勝ち越しを決め、巨人と入れ替わり2位に浮上した。

 ヤクルト・小川、巨人・菅野、両軍の開幕投手による投げ合いで、試合は予想に違わずスコアボードに「0」が並ぶ展開となった。

 均衡が破れたのは4回、ヤクルトは2本の安打と四球で2死満塁とすると、この場面で打席には投手の小川。2ストライクと追い込まれながらもファウルで5球粘り、ついに押し出しの四球を選んだ。続く比屋根も四球を選び追加点。川端には右前適時打が飛び出し、直後にバッテリーミスで三塁走者が生還。この回一気に4得点を挙げた。

 7月21日のDeNA戦から4連勝中と好調な小川は8回途中、7回1/3を投げて7安打無失点としっかり試合をつくり、昨季に並ぶ9勝目をマーク。5連勝はルーキーだった13年の6月から8月にかけて記録した7連勝以来で、巨人戦は今季6試合目にして初勝利となった。その後はオンドルセク、秋吉、バーネットと継投し、巨人打線に最後まで得点を許さなかった。

 巨人は菅野が4回に突如として制球難に陥り、この回を投げ切ったところで降板。5安打4失点4四球という内容で9敗目を喫した。打線はヤクルトと同じく8安打を放ち、毎回のように走者を得点圏に送ったが、あと一本が出なかった。チームは今季11度目、今月4度目の完封負け。連敗は4にまで伸び、17日以来の3位転落となった。

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