大谷、菊池との対決“意識しない”はずが「マウンドに行ったら…」

[ 2015年8月26日 21:48 ]

<日・西>5回1死一、三塁、浅村を遊ゴロ併殺に打ち取った大谷はガッツポーズ

パ・リーグ 日本ハム3―0西武

(8月26日 札幌D)
 花巻東の先輩でもある西武・菊池との3度目の対決を制し、両リーグ最多となる13勝目。お立ち台に上がった日本ハム・大谷は「(花巻東対決の)意識は“ない”と言ってましたけど、マウンドに行ったら“先に点をやりたくない”って思いました」と本音を明かした。

 初回2死三塁のピンチ。その強い思いをボールに込めた。4番・中村に対して今季最速の161キロを2球マークするなど160キロ台を連発し、最後はフォークで空振りの三振。「(ファンの)声援が力になりました」と振り返ったが、先輩へのライバル心、そして7月24日の対戦で満塁本塁打を浴びた中村への闘争心が自己最速にあと1キロと迫る球速を生み出した。

 その裏、3点の援護をもらうと、4、5回の1死一、三塁のピンチをしのいで8回を5安打無失点。今季8度目の2桁となる10奪三振をマークし、9回のマウンドを守護神の増井に託した。

 「真っ直ぐは全体的によかったけど、フォークがイマイチで(捕手の)市川さんにうまくやってもらえた。1回から点をとってもらえたので気持ちよくマウンドにいけた」と市川のリードと打線の援護に感謝した大谷。自己最多を更新する13勝目にも「ここまで来たら数字じゃない。1戦1戦全部勝つつもりで」と気合を入れ直していた。

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