「岩隈デー」にまさか…自己最悪1イニング7失点で3敗目

[ 2015年8月26日 05:30 ]

ベンチで悔しげな表情を浮かべる岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ5―11アスレチックス

(8月24日 シアトル)
 マリナーズの岩隈久志投手(34)が24日(日本時間25日)のアスレチックス戦に先発し、4回2/3をメジャー自己ワーストタイの7失点で3敗目(5勝)を喫した。この日は12日オリオールズ戦で無安打無得点試合を達成して以来の本拠地登板。来場者に記念のTシャツが配布された「岩隈デー」だったが「きょうみたいな日に自分らしい投球ができず、とても悔しい」と唇をかんだ。

 4回まで内野安打1本に抑える快投。ところが、勝利投手の権利を得る5回に突如崩れ、5―0の展開からあっという間に逆転された。2死一、二塁から5連打で一挙7失点。不運も重なった。1点差とされた2死二塁ではゴロを処理した一塁手モンテロがベースカバーに入った岩隈にトスをせず、自らベースを踏もうとして間に合わず。内野安打で同点とされ、バレンシアに勝ち越し2ランを浴びて降板した。1イニング7失点は日米通じて近鉄時代の03年以来で自己ワーストタイだった。

 8月は無安打無得点試合を含む3勝を挙げ、月間MVPの候補にも挙がっていたが、厳しくなった。味方の拙守も影響したが「守備がどうこうより、自分の投げた球が甘かった。精神的な弱さ」と言い訳はしなかった。(奥田秀樹通信員)

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