日本ハム・石川慎“ベジタリ安打”で岸討ち「腹くくった」

[ 2015年8月26日 05:30 ]

試合前、農作業着で中島(中央)にトマトを食べさせる杉谷(左)。右は石川慎

パ・リーグ 日本ハム2―0西武

(8月25日 札幌D)
 レオキラーが岸を叩いた。4回2死二、三塁で、日本ハム・石川慎が中前へ2点適時打。この試合、両軍を通じて唯一の得点シーンだった。

 「1打席目にブッサイクな三振をしたので、やったろーと思った」。2回にカーブにタイミングを外されて空振り三振していたが、5試合連続スタメン起用された4年目は持ち味のフルスイングを貫いた。「真っすぐ一本で腹をくくった」。今季11打点中、7打点が西武戦。抜群の相性だ。

 試合前、球団が北海道の若手女性農業者集団「LINKS(リンクス)」と協働した「農業女子Fight!プロジェクト」の会見に出席。杉谷、中島と特製つなぎを着て「(お笑いコンビの)テツandトモみたい」と笑いを誘った。この日からレギュラーシーズン終了までの札幌ドーム全15試合では、提供された道産野菜がふんだんに入ったメニューが選手サロンに並ぶ。球団の管理栄養士は「夏野菜のカラフルな彩りは食欲アップにも効果的」と話した。

 チームは11年9月1日以来、約4年ぶりの貯金20。食の助けも借り、首位・ソフトバンクを懸命に追う。(柳原 直之)

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