巨人 5日“メモリアル”1万試合 今季未勝利の小山を抜てき!

[ 2015年8月4日 05:30 ]

首位攻防第2戦先発の大役に燃える小山

 リーグ4連覇に向け、メモリアル白星で勢いをつける。2位の巨人は、4日からゲーム差なしの首位ヤクルトと首位攻防3連戦を行う。5日の第2戦ではプロ野球4球団目の1万試合に到達するため、この日福島入りした主将の坂本は「たくさんの先輩方が積み重ねてくださった数字。勝って飾れるようにしたい。節目ですし、チームが勢いづくようにしたい」と意気込んだ。

 当日の先発は左太腿裏がつった影響で出場選手登録を外れた内海に代わり、チャンスを得た小山。今季初先発、未勝利の5年目右腕は「相手どうこうより、まず自分の投球をするようにしたい。与えられた場所でしっかりやることが大事」と強調した。チームは6000試合目以降、1000単位の節目で4連勝中。現在、打線が好調なだけに「味方が点を取るためには先頭打者を取るのが一番いい」と話し、投球を野手陣のリズムにつなげる。

 何より、首位攻防という意味でも重要な3連戦。斎藤投手コーチは「ソロ本塁打はOK、という感じで。無駄な四球で走者をためないように」とヤクルトの強力打線に対する心構えを示した。6日の第3戦に先発するエース菅野にとって、神宮球場はプロ通算4試合で0勝2敗、防御率5・06という「鬼門」でもある。今季も6月28日の対戦で6回1/3を6失点と乱れており「しっかり受け止めてやるしかない」と決意を口にした。(大林 幹雄)

 ≪通算1万試合目≫巨人は現日程通りなら、5日のヤクルト戦(神宮)が通算1万試合目となる。巨人と同じく36年のプロ野球創設時から参戦している阪神、オリックス、中日に次いで最も遅い到達となるが、これは36年春に巨人が米国遠征で不在の期間があったため。なお、巨人は86年の6000試合目から、1000区切りの試合に4連勝中。7000試合目の94年5月18日広島戦では、槙原が完全試合を達成している。

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