ロッテ ファン声援をギネスに!球界初スコアボードに音量測定器

[ 2015年8月4日 07:50 ]

QVCマリンのスコアボード

 来年2月に総工費7億円をかけて完成予定のロッテの本拠地QVCマリンの新大型スコアボードに、球界初となる音量測定器が設置される。

 球場内の歓声の音量が「デシベル」で表示され、山室晋也球団社長は「試合中のホームランを打った際などの大歓声などの興奮値を音量として提示したい。ロッテファンの応援、声量は日本一。その魅力をもっともっと広く知ってもらいたい」と説明。一定の数値に達した場合に球場内の飲食や物販が割引になるなどの連動サービスも検討中だ。

 NFLでは導入しているスタジアムが少なくなく、14年にチーフスの本拠地アローヘッド・スタジアムで7万6613人のファンが「142・2デシベル」を記録し、ギネスブックに登録されている。一般的に100デシベルで電車の高架下、120デシベルでプロペラ機のエンジン付近、140デシベルでジェット機のエンジン付近の音量とされる。同社長は「壁は高いが、チャンスがあればギネス申請も狙っていきたい」と話した。(重光 晋太郎)

 ≪メジャーも挑戦≫大リーグではチーフスの本拠地に隣接するロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムでロ軍ファン(4万502人)がギネス記録の更新に挑戦したが、101・1デシベルどまり。すり鉢状のフットボール競技場と違って野球場は平たんに造られているため、音量はさほど大きくならなかった。室内競技場となるNBAの最大音量は、13年にキングスが本拠地スリープトレイン・アリーナで記録した124・9デシベル(観衆1万7317人)。

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2015年8月4日のニュース