楽天 泥沼8連敗…同点で松井裕投入の執念采配実らず

[ 2015年7月4日 21:48 ]

<楽・日>延長10回、勝ち越しを許し、がっくりする松井裕

パ・リーグ 楽天2―3日本ハム

(7月4日 コボスタ宮城)
 楽天は先発の左腕・塩見が7回を6安打2失点と好投。大久保監督は2―2の9回から抑えの松井裕を投入する執念の采配を見せたが、延長戦の末に日本ハムに競り負けて12年8月以来の8連敗。借金は今季最多タイの「6」となった。松井裕は2回2安打1失点で今季初黒星。日本ハムは4連勝となった。

 初回2死二塁から4番・ペーニャの中前適時打で先制。連敗脱出へ幸先いスタートを切った楽天だったが、直後の2回、塩見が2死二塁から杉谷に左前適時打を許し、同点に追いつかれてしまう。

 その後は踏ん張っていた塩見が7回に1死から近藤に右中間への3号ソロを被弾。その裏2死一、三塁から松井稼の右翼線適時二塁打で同点。2―2で迎えた9回に登板した松井裕は3者連続三振。だが、続く10回に1死から西川に二塁内野安打を許し、送りバントで2死二塁とされた後、田中賢に左翼線ギリギリに落ちる適時三塁打を浴びて勝ち越しを許してしまった。

 日本ハムは先発の左腕・吉川が6回2/3を7安打2失点と好投。その後は小刻みな継投でしのぎ、少ないチャンスをものにして競り勝った。

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