“天敵”松井裕討ち 賢介「どんな形でもヒットでよかった」

[ 2015年7月4日 22:16 ]

<楽・日>延長10回2死二塁、田中賢がレフト線に適時三塁打を放ち、ガッツポーズ
Photo By スポニチ

パ・リーグ 日本ハム3―2楽天

(7月4日 コボスタ宮城)
 日本ハムのベテラン田中賢のバットが楽天の守護神・松井稼に今季初黒星をつけ、チームを4連勝に導いた。

 2―2で迎えた延長10回2死二塁。1ボール2ストライクから内角低めのチェンジアップをかろうじてファウルにすると、続く5球目、外角のチェンジアップを腕を伸ばしてバットに乗せる。フラフラと上がった打球は左翼線ギリギリにポトリと落ちる決勝の適時三塁打となった。

 「あの状況なので、どんな形でもヒットになってくれてよかった。その前の1球がすごくいい球で何とか当たられてよかった」

 日本ハムが松井裕と対するのは今季8試合目。この日10回1死から西川が二塁内野安打を放つまで、打者33人で3四球のみの無安打と完璧に抑え込まれていた“天敵”を打ち砕く技あり一打。「そのことは知らなかったですね。あの状況ですから、来た球をしっかり打てればいいと、それだけです」と田中賢。

 この勝利で首位ソフトバンクとは3・5ゲーム差。「何とか食らいついてワンチャンスでひっくり返せるところまで、オールスター前までには持っていきたい」と追撃を誓っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月4日のニュース