浦和学院 「埼玉対決」制し2年ぶりV 機動力生かし主導権握る

[ 2015年5月21日 05:30 ]

<浦和学院・川越東>優勝し、笑顔でガッツポーズする浦和学院ナイン

春季関東地区高校野球大会 浦和学院4―2川越東

(5月20日 山日YBS球場)
 第67回春季関東地区高校野球大会は20日、山日YBS球場で決勝が行われ、今春センバツ4強の浦和学院(推薦・埼玉1位)が川越東(埼玉2位)を下して2年ぶり5度目の優勝を果たした。打線は1番・諏訪賢吉内野手(2年)らが足を生かして好機を広げ、着実に得点した。先発した左腕・小倉匡祐投手(3年)は5安打2失点で完投勝利を飾った。

 「埼玉対決」を制し、頂点に立った。初回、50メートル6秒0と俊足の1番・諏訪がセーフティーバント。敵失を誘って出塁すると次打者・台の初球に二盗を成功させ、津田の左前適時打で先制のホームを踏んだ。「早めに相手を崩したかったのできのうからバントしようと思っていた」と胸を張った。

 今センバツ準決勝・東海大四(北海道)戦では相手を上回る9安打を放つも1―3で敗退。「打つだけでは点は取れない」と反省を生かした。左腕・小倉も2失点完投しエース江口との2枚看板に成長。森士監督は「あの先制点の取り方は夏につながる。さらに総合力を高めたい」と自信を深めた様子だった。

 ▼川越東・渡辺努監督 ここまで来られると思っていなかった。収穫の多い大会だった。

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2015年5月21日のニュース