イチローさらに出番増える?正中堅手遅刻で先発落ちも反省の色薄く

[ 2015年4月14日 05:30 ]

<マーリンズ・レイズ>2回、打席に入るイチロー(AP)

インターリーグ マーリンズ5―8レイズ

(4月12日 マイアミ)
 マーリンズのイチローがレイズ戦で、予期せぬ形で今季初スタメンに名を連ねた。正中堅手オズナが試合前の練習に遅刻し、懲罰で先発落ち。急きょイチローが「5番・中堅」で出場して1安打し、今季初打点も挙げた。

 スタメンを告げられたのはウオーミングアップの時だった。「僕はいつでも問題ないです。いろんなことがあるのは経験済みですから。想定内です」と、ヤンキース時代の13年に9試合の経験があるだけの5番に座った。守備に就くのは1日のオープン戦以来。本拠地での実戦は初めてで、「よう飛んできました。ライト(照明)の位置がけっこう嫌かもね。(視界に)入りやすい」と言いつつも、9度の打球処理をそつなくこなした。打っては4回に、一時同点に追い付く左犠飛で今季初打点。3点を追う8回2死二塁では左前打を放ち、敗戦の中で突破口を探り続けた。

 午前10時5分の練習開始で、オズナがグラウンドに現れたのは同15分。「僕のミス。集合時間を確認し忘れた。みんなに謝った」と頭をかいた。

 昨年まで日曜日のデーゲームは練習がないことも多かった。マイク・レドモンド監督は規律を重んじる姿勢を打ち出しており、試合中もダッグアウトでスナックを頬張るなど反省の色が薄いオズナに対し「我々は勝つために、その準備をするためにここに来ている。あす以降の起用も様子を見てから」と厳しい表情。本拠地での開幕6連戦を1勝5敗と苦しいスタートになり、自分を律するのに厳しいことで知られるイチローの出番が増える可能性も出てきた。

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