2年生エース粘投で14安打2失点 栗林監督「村木に尽きる」

[ 2015年3月27日 12:20 ]

木更津総合に勝利し、安本(左)とタッチを交わす静岡・村木。右は平野

第87回選抜高校野球大会2回戦 静岡4―2木更津総合

(3月27日 甲子園)
 静高の右腕エース、村木文哉投手(2年)が粘りの投球でチームを50年ぶりのベスト8へと導いた。

 1回戦の立命館宇治(京都)戦に続いて2試合連続で先制を許し、木更津総合(千葉)に毎回の14安打を浴びたが、粘りの投球で要所を締めて2失点で2試合連続完投。栗林俊輔監督(42)は「本当に村木に尽きる。すごいな、と思います」と1年前の今頃はまだ中学生だったエースに脱帽した。

 村木は「最後はバテました。苦しかったです」と毎回のようにピンチを迎えたマウンドに苦笑いだったが、1点を返されて2点差に詰め寄られ、なおも2死一、二塁のピンチが続いた9回も最後の打者を空振り三振に仕留めて試合終了。

 「大事なところでフォークを決めることができた。前半から飛ばしていったが、直球を中心にフライでアウトが取れたのは良かった。自分が点を取られても味方が打ってくれるので信じて投げました」と振り返り、栗林監督も「持っている力をすべて出す投げっぷりだった。直球も変化球も腕を振って果敢に粘って勝負しにいった。今までもそうしていたが、甲子園という舞台でもそれを堂々とやるのは大したものだな、と…」と最後まで絶賛だった。

 

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