由伸&井端 40歳シーズン開幕スタメン!原監督「勝ち取った」

[ 2015年3月27日 06:20 ]

並んでフリー打撃を行う高橋由(右)と井端

セ・リーグ 巨人―DeNA

(3月27日 東京D)
 巨人・原監督が、開幕スタメンにアラフォー2人を抜てきした。オープン戦でチーム初本塁打を放つなどキャンプから好調を維持した打撃コーチ兼任の高橋由、オープン戦で打率・372の好成績を残した井端。「一度解体して、真っ白いチームからつくり上げる。ベテランなのか若いのかは僕にとって関係のないこと。その中で、彼らがスターティングメンバーを勝ち取ったというふうに思っています」と説明した。

 高橋由は4月3日、井端は5月12日に40歳の誕生日を迎える。40歳以上シーズンの選手が開幕オーダーに名を連ねるのは、球団では49年中島、80年王、94~96年落合以来。同一年で2人、名を連ねるのは初めてだ。今季スローガンは「新成」。新たに大願を成就するために横一線で競争を繰り広げ、いずれも13年以来2年ぶりの開幕スタメンを決めた。ナインには練習前のミーティングで発表された。

 足の不安によりオープン戦最後の4試合で先発落ちした高橋由だが、順調に回復。開幕への位置付けについて「気持ちは全然違う。開幕は何年たっても独特なものがあるから」と話し、相手先発の久保対策を聞かれると「言ったら対策にならないから言わないです」とコーチらしくかわした。

 井端はDeNAの開幕投手・久保と昨年の対戦成績が4打数3安打という好相性も高く評価された。変幻自在のクイックモーションが武器の久保については「惑わされないこと。ああだこうだと考えず、自分のスイングをすればいい」と平常心で臨む。「目の前の試合を全力でやるだけ。そんなに体力もないし、先のことなんて考えていられないよ」とジョークを交えて意気込みを語った。

 昨年巨人はDeNAに11勝13敗。同一リーグで唯一の負け越しを喫した。原監督は「開幕にふさわしい好カード。中畑監督はこの前(ファンミーティングで)会った時に自信ありげな感じがした。我々もがっぷり四つで戦いを挑んでいきたい」と抱負。天敵打ちの開幕ダッシュ、そしてV9以来のリーグ4連覇にアラフォーコンビが欠かせない。

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2015年3月27日のニュース