大阪桐蔭 王者の貫禄 西谷監督「初戦はひと冬かけて考えた」

[ 2015年3月21日 15:37 ]

<東海大菅生・大阪桐蔭>大阪桐蔭・先発の田中

第87回選抜高校野球大会1回戦 大阪桐蔭8―0東海大菅生

(3月21日 甲子園)
 夏春連覇を目指すセンバツ初戦、圧勝にも大阪桐蔭・西谷監督は「秋からブランクがあって、ひと冬かけて考えたくらい大事だと思った」と安どの表情を見せた。相手は東京都大会王者で好投手・勝俣を擁する東海大菅生とあって「激戦区を勝ち抜いたいいチーム、やりにくかった」と気の抜けない戦いを振り返った。

 初回に2死から2点を先制、3~5回にも順調に加点して主導権を握った。西谷監督は「ボールになる変化球に手を出すと術中にはまる。好球必打で行った。つないでつないでやったのが良かった」と大振りせずに確実に狙いを定めた打線をほめた。

 投げてはエース左腕の田中が4安打完封、1メートル70、63キロの細身ながら力強い投球で得点を許さなかった。「昨夏(優勝)の経験を生かしてくれて、周りを見て粘り強く投げた」と西谷監督、さらに「初日に負けて帰ることはできなかった。(次の八戸学院光星戦も)地に足をつけて、勉強して勝負したい」とプレッシャーをはねのけ、王者が春のスタートを切った。

続きを表示

2015年3月21日のニュース