開幕任せろ！ディクソン０封　持ち味全開６回１／３被安打３

＜オ・神＞森脇監督とタッチを交わすディクソン

オープン戦 オリックス５―０阪神

（3月20日 京セラＤ）
　オリックスの開幕投手の最有力候補となるディクソンが、阪神戦で好投した。初回、鳥谷、上本、西岡を３人ともに一ゴロに打ち取るなど好発進すると、６回までわずか１安打のみで、外野に１本も打球を飛ばさせない完璧な内容を見せた。

　結局、７回の２死満塁で交代となったが、３安打無失点。上々の仕上がり具合で、本人も「全球種を投げられた。全体的にいい」と好感触だった。

　森脇監督も「速いボールや縦の変化も交えて、持ち味が出ていた」と胸をなで下ろす快投。即座の開幕投手指名はなかったが、十分にやれそうだ。本人は「自分も待っている段階。そうなれば名誉なこと」とだけ話したが、１２個の内野ゴロを打たせるリズムのいい投球は、開幕大本命。この調子なら、金子にも遜色はない。