広島・新井「違和感はないです」 マツダスタジアムで初練習

[ 2014年12月19日 07:30 ]

練習のため、マツダスタジアムを訪れた新井

 阪神を退団し、8年ぶりに古巣・広島に復帰した新井貴浩内野手(37)がマツダスタジアムで移籍後、初練習を行った。

 新しい本拠地の居心地を全身で確認した。降雪によるグラウンドコンディション不良のため、コンコースで約30分のランニング、室内ブルペンでのキャッチボールなど軽いメニューで汗を流した新井は「とりあえずキャッチボールがしたかった。本当は外でやりたかったけど…」と笑顔を見せた。

 シーズン中も雨天時にはビジター球団でも一塁側ブルペンなどで練習を行うため、すでに室内練習場の使用経験はあるが、ロッカールームの使用などは初体験。「練習しやすいですね。違和感はないです」と1時間45分の練習を充実感いっぱいで終えた。

 マツダスタジアムでは同時刻に東出、梵、栗原など、かつてともに戦った選手たちも練習しており、味方として久々の再会も果たした。

 「あいさつに来てくれる人もいたので、話はしました」

 仲間であり、ライバルでもある戦友が黙々と練習に取り組む姿。新井にとっては刺激的な光景だったに違いない。

 古巣に戻ってきた感慨を問われた新井は「だんだん感じてくるでしょう」とした。だが、もう一度、勝負するために広島に帰ってきた男。来年1月には38歳になる。残された時間は少ない。今は、感慨に浸っている暇はない。

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2014年12月19日のニュース