大谷の“ベスト”を体感した阪神・今成「風の摩擦で火が見えそう」

[ 2014年12月19日 08:50 ]

トークショーの後、温泉でくつろぐ大和(左)と今成

 阪神・今成亮太捕手(27)が18日、滋賀県大津市おごと温泉の「琵琶湖グランドホテル・京近江」で行われた阪急交通社主催のトークショーに参加。今季の交流戦で初対戦し、空振り三振を喫した日本ハム・大谷へのリベンジを誓った。

 「風の摩擦で火が見えそうだった。まさに“火の玉”ですよね。ああいうのを打っていかないと。今季は初めてだったけど、次に対戦したら打てるようにしたい」

 舞台は6月18日の甲子園。2回2死。カウント2ストライクから大谷の投じた内角160キロ直球にバットが空を切った。大谷はこのボールを今季のベストボールと振り返っている。それを伝え聞くと「今度は“最高のボール打ち返されました”と言ってもらえるようにしたい」と表情を引き締めた。

 そのためにも今オフは体幹や背筋を強化中だ。今年1月の浜松での合同自主トレは強靱(きょうじん)な肉体を持つオリックス糸井、ソフトバンク柳田と行った。来年のメンバーは未確定も「生まれ持ったものはあるけど、やっぱりトレーニングしている。いい動きをしていると(自然と体幹も)強くなってくる」。再び合同トレが実現すれば、強打者の体の使い方を見て盗むつもりだ。

 「観察力は目が大きいのでありますよ。オヤジ譲りの目ですし」。父・泰章氏は日本ハムの敏腕スカウト。得意のモノマネも持ち前の観察力があってこそ。言葉には実に説得力があった。

 ▽今成VS大谷VTR 6月18日に甲子園で対戦。2回の第1打席は2球で追い込まれ、3球目の内角160キロに空振り三振。5回の第2打席はファウルで粘ったが、フルカウントからの11球目で再び空振り三振に倒れた。第3打席でも左飛に終わり3打数無安打。チームとしても、足がつって8回で降板した大谷から放った安打は大和の1本のみで、0―4で完敗した。

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2014年12月19日のニュース