由伸 定位置取り戻す!来季兼任コーチも「まずは自分のことから」

[ 2014年12月19日 05:30 ]

契約更改を終え会見する高橋由

 巨人の高橋由が、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円ダウンの年俸1億5000万円で更改した。

 来季からは「兼任コーチ」の肩書が加わる39歳。「指導者として本当の第一歩。そういう部分で、経験と勉強の一年になる」。約1時間半の交渉でもコーチとしての話題が大半を占めた。将来の監督候補として、長嶋茂雄(72~74年)や王貞治(76~80年)も通った道を歩み、身近で原監督の帝王学を学ぶことになる。

 ただ、選手としての気力は全く衰えていない。今季は72試合出場で、打率・286、6本塁打、29打点。代打の切り札として活躍し、夏場にはスタメンを取り返した。それだけに「ケガをしてしまったのが一番悔しい」と、8月26日に右手中指の脱臼で出場選手登録を抹消され、シーズンを終えたことを悔やんだ。

 この日も午前中に都内で練習をこなしてから契約交渉に臨んだ。「自信というか、やる気がなければやっていない。指導も大事ですが、まずは(選手として)自分のことから。当然、レギュラーを目指して練習する」と18年目のシーズンに向けて力を込めた。

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2014年12月19日のニュース