マリナーズからＦＡのモラレス　複数球団が獲得に興味

　米メディアは１１月３０日、マリナーズからフリーエージェント（ＦＡ）となっているケンドリー・モラレス内野手（３１）にインディアンス、ロイヤルズ、レンジャーズ、ブルージェイズが獲得に興味を持っており、また、マリナーズとの再契約の可能性もあると伝えた。

　昨オフもマリナーズからＦＡとなったモラレスだが、なかなか交渉がまとまらず、今季６月にようやくツインズと契約。しかし、調整不足からか３９試合に出場して打率２割３分４厘、１本塁打、１８打点と打撃は低迷し、７月にトレードで再びマリナーズへ復帰。
２チーム合計で９８試合に出場し、８本塁打、４２打点という成績を残して今オフに再びＦＡとなった。

　キューバ出身のモラレスは０４年にエンゼルスに入団。０６年にメジャーデビューを果たすも、その後はメジャーとマイナーを行き来する日々が続いた。０９年にようやくメジャーに定着。１５２試合に出場して打率３割６厘、３４本塁打、１０８打点と本塁打、打点はチーム１位という活躍を見せてエンゼルスの地区優勝に貢献した。

　メジャー８年で通算７１８試合に出場して打率２割７分１厘、１１０本塁打、３８７打点の数字を積み上げたモラレス。１０年の５月にサヨナラ本塁打を放ち、喜んでジャンプしながらホームプレートを踏んだが、着地に失敗。左足を骨折してそのシーズンを棒に振った苦い過去を持つ。