慶大 大久保新監督が始動、2人目のプロ出身監督

[ 2014年12月1日 16:20 ]

ブルペンで投球を見つめる慶大の大久保秀昭監督(左)

 社会人野球のJX―ENEOSを率いて都市対抗大会優勝に3度導き、1日付で東京六大学リーグの慶大の新監督に就任した大久保秀昭氏(45)が、横浜市内のグラウンドで初指導を行った。あいにくの雨のスタートとなったが、ブルペンでは投手陣の投げ込みに目を光らせた。

 大久保監督は慶大、日本石油(現JX―ENEOS)で捕手としてプレーし、プロ野球では近鉄に在籍した。慶大のプロ出身監督は江藤省三氏に次いで2人目。

 投球を受けていた捕手に「走者を置いた状況を想定するとか、試合のつもりで受けよう」とアドバイスする場面もあった。学生を指導するのは初めてで「技術だけでなく、教育的な指導も求められる。逆に学生から教えられることもいっぱいあると思う」と話した。

 チームは谷田、横尾主将の長距離砲コンビを擁す。大久保監督の理想も打ち勝つ野球で「結果を出すには投手陣がしっかりしないといけないが、慶応はスモールベースボールじゃない。点数が入る試合の方がお客さんも楽しいと思う」と熱っぽく語った。

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2014年12月1日のニュース