ロッテ デスパイネに2年5億円「残留が一番の補強」

[ 2014年12月1日 05:58 ]

ロッテのデスパイネ

 ロッテが、来季の去就が未定となっているキューバ代表のアルフレド・デスパイネ外野手(28)に対して、2年総額約5億円の大型契約を提示していることが分かった。伊東監督が「デスパイネの残留が一番の補強。あれだけ質の高い助っ人はなかなかいない」と語ってきたように、球団はデスパイネの契約延長を今オフの最重要課題に挙げており、全力で慰留にあたっている。

 デスパイネは今季はシーズン途中から加入。7月29日の日本ハム戦(QVCマリン)でデビューすると、45試合で打率・311、12本塁打。シーズン換算すれば、38本塁打のパワーを見せた。関係者によると、林信平球団本部長は10月中旬にキューバを訪れ、キューバ政府側と交渉。今季年俸70万ドル(約8300万円)から大幅昇給となる2年約5億円の条件提示。さらにデスパイネが来季途中に予定されている中米の国際大会に出場する可能性があるといい、一時的な離脱も認める方針を伝えている。「(キューバ側には)十分に検討してもらえるだけの条件は提示しているつもり」と同本部長。2日に公示される保留者名簿にもデスパイネの名前を残し、ある球団幹部も「恐らく残ってくれるのでは」と手応えを口にした。

 林本部長は「いずれかの時期にキューバに行くことになるだろう」と話しており、今月中旬にもキューバに渡航する予定で、その場でキューバ政府側から正式に残留を伝えられる可能性がある。

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2014年12月1日のニュース