黒田 12戦ぶり敵地白星 16歳差捕手と初コンビ

[ 2014年5月30日 05:30 ]

<カージナルス・ヤンキース>5回2/3を3失点で4勝目を挙げた黒田(AP)

インターリーグ ヤンキース7―4カージナルス

(5月28日 セントルイス)
 ヤンキースの黒田博樹投手(39)が28日(日本時間29日)、カージナルス戦で4勝目(3敗)を挙げた。苦手としていた敵地では昨年7月25日のレンジャーズ以来、12試合ぶりの白星。5回2/3を投げ9安打を浴びたが3失点でしのぎ、打線の援護にも助けられた。

 「今まで守りに入っていた部分もあった。この年になってもマウンドに上がりながら気付かされることもたくさんある」

 23歳の捕手マーフィーと16歳差の初コンビ。外角に頼りがちだった配球を見直し「最近、右打者に対して内角のツーシームが少なかったのでそれを使った」。内角にツーシーム、外角にスライダーとシンプルな投球で活路を見いだし、3回2死満塁のピンチではモリーナを二飛に打ち取った。

 今季は登板間のブルペンの球数を、36球から30球へ減らした。「年間にすると200球くらい。効果があるか分からないが、年々体も変化していくし、削れる部分は削っていく」。昨季は後半戦で失速。シーズンを戦い抜くため、背番号を2倍にした数字へのこだわりを捨てた。決して本調子ではないが「勝てば救われる部分もある」と、我慢の先に「実りの秋」を見据えた。

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2014年5月30日のニュース