DeNA キューバ主砲グリエル獲り 高田GM「いい感触」

[ 2014年5月12日 05:30 ]

昨年のWBCにキューバ代表として出場したグリエル

 DeNAがキューバ代表のユリエスキ・グリエル内野手(29)の獲得に乗り出していることが11日、分かった。

 高田繁ゼネラルマネジャー(GM)が「いい方向にいっているという感触はある。そんなに時間はかからない」と交渉が最終局面であると明かした。球団の渉外担当者が現地入りしており、今週中にも合意に達する見込み。

 キューバは昨年9月に選手の海外移籍を解禁した。同12月に池田純球団社長が同国を訪れた際に政府、球界関係者から選手の獲得を打診されたという。帰国後、2度の五輪と3度のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した強打者であるグリエルをリストアップ。高田GMは「メジャーも含めて獲れる可能性がある選手では最高。獲れるならこんないい話はない」と慎重に交渉を進めた。

 すでにキューバからはフレデリク・セペダ外野手(34)の巨人入りが決定しており、グリエルの入団が決まれば2人目。中畑監督も「実現すれば夢を与える打線になる。起爆剤として期待できるんじゃないかな」と話した。

 ◆ユリエスキ・グリエル 1984年6月9日、キューバ出身の29歳。国内リーグのサンクティ・スピルトゥス所属。走攻守そろった内野手として02年にキューバ代表入りし、以降ほぼ全ての国際大会に出場。04年アテネ五輪金メダル、06年WBCは二塁手でベストナインを獲得した。父ルルデス氏も同代表として92年バルセロナ五輪金メダル。1メートル83、88キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2014年5月12日のニュース