メッセ完封&鶴岡決勝打 母の日に「色々な人を産んでくれてありがとう!」

[ 2014年5月11日 17:15 ]

<神・巨9>完封勝利を飾り、歓喜の輪をつくる(左から)阪神・鶴岡、メッセンジャー

セ・リーグ 阪神1―0巨人

(5月11日 甲子園)
 阪神バッテリーが「母の日」に甲子園へ集まった虎党のお母さんたちにカーネーション代わりの勝利を贈った。

 捕手の鶴岡が開幕から無傷の6勝をマークしている巨人・菅野から2回1死一、三塁で中前に先制打を放てば、先発したメッセンジャーは9回を散発4安打で完封勝利。

 そろってお立ち台に上がったバッテリーは、まずは「自分の奥さん、お母さん…そして甲子園に来てくれたすべてのお母さんにハッピーマザーデー!と言いたいです」とメッセンジャーがメッセージを送れば、鶴岡は「色々な人を産んでくれてありがとう!」と感謝の言葉に声を張り上げた。

 メッセンジャーが巨人打線から取った27アウトのうち、実に17アウトが内野ゴロ。二塁ゴロは8個を数えた。「ここのところ、ボールが高く浮いて痛打される場面が多かったので、低く投げようと気をつけた」とメッセンジャー。鶴岡は「低めを意識してしっかり投げてくれたので、こちらも助かりました」と話し、低めに丁寧に投げて打たせて取るピッチングが功を奏した。

 打っても、虎の子の1点をそのバットで挙げてくれた女房役に「いつもはファウルが多いので、冗談で“ファウルボールマシン”と呼んでいたが、信頼できるキャッチャーです」とメッセンジャーが話せば、鶴岡は「打たないとランディ(メッセンジャー)に怒られるので打てて良かったです」。最後まで息ピッタリのバッテリーが、甲子園にたくさんの笑顔の花を咲かせた。

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2014年5月11日のニュース