宇治山田商野球部で暴力 下級生に代金支払い強要も

[ 2014年5月11日 13:20 ]

 甲子園に春夏合わせて4回出場している三重県立宇治山田商業高(三重県伊勢市)の野球部で、2年生部員が1年生部員の腹を殴ったり、自分たちが着る服や帽子(計8千円相当)の代金を支払わせたりしていたことが11日、学校への取材で分かった。

 9日に1年生が「野球部をやめたい」と担任教諭に相談して発覚した。学校は日本高校野球連盟に報告しており、野球部は活動を自粛している。

 学校によると、4月下旬の練習後、2年生3人が「面白いギャグをやれ」と1年生6人に命令し、その後、腹や肩を殴った。また、別の2年生2人は自分たちが着る服や帽子の代金を支払わせていた。

 1年生部員13人全員が嫌がらせを受けていたとみられ、学校が調査している。勢力稔校長は「非常に残念。教育者として無力感を感じている。二度とこういうことがないよう今までの指導を見直したい」と話している。

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2014年5月11日のニュース