菅野　今季初黒星　わずか１失点も援護なし

初黒星を喫した巨人・菅野

セ・リーグ 巨人０―１阪神

（5月11日 甲子園）
　巨人の菅野智之投手（２４）が１１日、甲子園球場で行われた阪神９回戦で先発し、７回で１２０球を投げて９三振を奪い、６安打１四球１失点と力投したが、打線の援護なく今季初黒星を喫した。

　２回、阪神先頭の４番・ゴメスが打った飛球は打ち取ったように思えたが、甲子園特有の浜風に流されてポトリと右前に落ちる安打に。続く５番・今成の左前打で、阪神の左翼手の動きを見た一走・ゴメスが一気に三塁に進塁する好走塁を見せ、１死後、打席に入った７番・鶴岡にゴロで中前に抜ける適時打を打たれ、１点を失った。

　その後は追加点を許さず力投したが、打線の援護なく、８回の先頭で打席が回って来ると代打・高橋由を告げられ、結局、巨人打線が阪神先発・メッセンジャーに４安打に抑えられて零封負けを喫した。