決勝23イニング目の1球に泣く…新庄・田口 プロ志望を表明

[ 2013年7月31日 06:00 ]

<瀬戸内・新庄>8回、大町に右前に先制適時打を打たれガックリの新庄・田口

広島県大会決勝 新庄0―1瀬戸内

(7月30日 尾道市びんご運動公園)
 力尽きた…という表現は当てはまらない。敗れたとはいえ、新庄のエース田口は決勝23イニング目に1点を失ったに過ぎなかった。広島市内の中学校から島根県と接する北広島町の野球新興校へ、迫田守昭監督を慕って入学。1年夏に続き、決勝に駒を進めたが、甲子園は遠かった。

 引き分け再試合となった28日は、213球を投げ19三振を奪った。「投げ始めて、200球投げてるな…と体が重く感じた」とこの日は、打たせて取る投球に転じた。最速は自己ベストより5キロ遅い142キロ。奪三振は3と少なかったが、球数は86球に抑え、内容では山岡を上回った。しかし8回。「スライダーの失投だった」という1球を打たれた。

 試合後、「甲子園で勝てよ。楽しみにしてるぞ」と相手エースの山岡を激励した。今大会81奪三振の左腕は「上で騒がれるように頑張りたい」とプロ志望を表明した。

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