甲子園決勝でマー君と投げ合った準V腕 またひったくり逮捕

[ 2013年7月11日 06:00 ]

 大阪府警捜査3課は10日までに、ひったくりをしたとして窃盗の疑いで、2005年夏の甲子園準優勝投手で無職本田拓人容疑者(23)=京都府八幡市男山金振=を逮捕した。2年前にも同じ手口でひったくりをして逮捕・起訴されている。

 逮捕容疑は今年6月15日午後0時10分ごろ、大阪府大東市北条の路上で、自転車で帰宅中の無職女性(67)の前かごから、オートバイで追い越しざまに現金約2万5000円の入ったかばんをひったくった疑い。

 捜査3課によると「生活費や収入源がなかった」と容疑を認めている。他にもひったくり数件に関与したと供述しており、裏付けを進める。

 防犯カメラの映像から本田容疑者が浮上。自宅に被害品の免許証があったため、逮捕状を取り7月1日に指名手配。9日夜、静岡県長泉町で警察官が車に乗った本田容疑者を発見した。

 捜査3課によると、本田容疑者は京都外大西高の1年生で夏の甲子園に出場。決勝で駒大苫小牧高の田中将大投手(楽天)と投げ合った。甲子園大会には春夏計3回出場している。野球独立リーグの明石レッドソルジャーズの元選手だが、現在は野球で生計を立てていない。

 本田容疑者は11年5月にも、大阪府枚方市などの路上でひったくりを繰り返したとして、同じ窃盗容疑で逮捕されている。当時の被害者は計18人、被害総額は約164万円に及んだ。オートバイに乗り追い抜きざまに手提げかばんなどを奪う手口で、今回と全く同じだった。当時は取り調べに対し「遊ぶ金に困ってやった」と話していた。

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2013年7月11日のニュース