藤川 苦しみながらも本拠地初セーブ 青木は「数段大きく見えて怖かった」

[ 2013年4月10日 12:26 ]

ブルワーズ戦で今季2セーブ目を挙げ、グラブをたたいて喜ぶカブス・藤川

ナ・リーグ中地区 カブス6―3ブルワーズ

(4月9日 シカゴ)
 本拠地で初登板初セーブを挙げたカブスの藤川は、ブルワーズの青木と大リーグで初めて対戦した。

 日本での対戦成績は青木が打率2割8分だったが、2年ぶりにマウンドから見たメジャーの先輩は「日本にいた時よりも数段大きく見えて怖かった」。先頭打者には速球で押して三振を奪ったが、青木には捕手のサインに何度も首を振り慎重になっているのがありあり。三ゴロに仕留めたはずだったが、悪送球で出塁させてしまい、昨季のリーグ本塁打王のブラウンにも安打を許してピンチを招いた。

 それでも落ち着いて後続を断ち、22球を投げチームにホームでの今季初勝利をもたらした。「すごい緊張した。楽しんだどころか怖かった」と藤川。捕手の構えているところにボールが行かず、立ち上がりは不安もあったが、「腕を振って思い切り投げる」を繰り返しているうちに、制球が安定した。

 チームはようやく連敗を4で止めた。日本から来た“ルーキー”ストッパーは「落ち着いて一戦一戦投げたい」と話したが、ここ3年地区5位が続いているチームの浮上のカギを握っていることは確かだ。

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2013年4月10日のニュース