マートン　Ｖ打！騒動幕引き「もう終わりにしたいと思った」

＜神・巨＞「アイシテル」とお立ち台で阪神・マートン（左）は能見に抱きつく

セ・リーグ 阪神２－０巨人

（4月9日 甲子園）
　阪神・マートンは開幕戦以来となる今季２度目の３安打を放った。

　０―０の６回２死二塁から、宮国の直球を中前に運び「リラックスして、積極的にいこうと思って打席に入った」と胸を張った。能見との抱擁には「いいタイミングだと思って。もう終わりにしたいと思った」とニヤリ。来日４年目にして４番での初打点を挙げ「チームにとって一番いいことは、個々が仕事をすること。常にそういう気持ちでやっていくよ」と話した。

　▽マートンの「能見さん嫌い」発言　昨季６月９日のオリックス戦（甲子園）後、４回２死二塁の守備で二塁走者の生還につながった拙守を問われ、「アイ・ドント・ライク・ノウミサン。ニルイ、ドウゾ」と発言。「先発した能見が嫌いでわざと（打者走者の）進塁と得点を献上した」と取れる発言内容に、広報と通訳が「冗談です」と釈明した。球団は翌日、マートンに口頭で注意。助っ人も「すみません」と反省の言葉を口にし、同僚の藤川やスタンリッジは「ただのジョーク。そんな人間じゃない」と擁護した。