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浩二監督 寂しい帰国 成田出迎えわずか100人、前回から激減

3連覇を逃し米国から帰国した侍ジャパン・山本監督は寂しい出迎えとなった

 もちろん、そこに輝くトロフィーはない。千葉県成田市のホテル・ヒルトン成田2階の「ロイヤルホール」で行われた、侍ジャパンの帰国会見。登場したのは山本監督、阿部主将ら6人だけだった。連覇を達成した過去2度の大会で、優勝会見が行われたのと同じ部屋。その際にはメジャー組を除く全選手が晴れやかな表情で壇上に上がった。この日は報道陣用の75席の椅子も空席が目立った。これが現実だった。

 「満足感と、疲労感と…。この1カ月間、しんどかった。野球の面白さ、厳しさ…。感動もあったし、いい経験になった」。山本監督にも当然、笑顔はなかった。敗れたプエルトリコとの準決勝。2点差に追い上げた8回1死一、二塁で、重盗を仕掛けた。結果は失敗し、勝敗の分岐点となる痛恨のプレーとなった。それでも、指揮官は「ダブルスチールは100%の成功が大事。いけると踏んだ。悔いはない」とあらためてそう話した。

 一方で一塁走者としてアウトになった内川は「まだ正直、気持ちの整理がついていない。みんなからは、一つのプレーで負けたんじゃないと言ってもらえたんですが…」とまだ敗戦を受け入れられない様子。最後には「開幕までに整理をつけないといけない」と声を絞り出した。

 3連覇を逃しての帰国。約12時間の長旅も相まってナインの表情は一様に硬かった。成田空港でナインを出迎えたファンの数も、空港発表でわずか100人だった。06年の第1回WBCは1000人、前回は1200人だったが、10分の1以下に激減。「お疲れさまです」などとねぎらいの声も掛けられたが、直前の午後5時前にカナダでの世界選手権を終えたフィギュアスケートの浅田真央が帰国した際にファンから黄色い歓声が上がったのとは対照的だった。

 フィーバーは去った。苦い余韻だけが残り、帰国の風景は寂しかった。会見前、ホテルで行われた解団式。山本監督は「お疲れさん。素晴らしいチームを預からせてもらってありがとうと言いたい。各選手が(シーズンで)それぞれ活躍してほしい」と語り掛けた。世界一を目指した旅は終わった。

[ 2013年3月20日 06:00 ]

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