花巻東・大谷 メジャーならドジャース最有力 20日面談へ

[ 2012年9月20日 06:00 ]

プロ志望届を提出した花巻東の160キロ腕・大谷

 花巻東(岩手)の160キロ右腕・大谷翔平投手(3年)の獲得に動いているドジャースが20日に日米球団のトップを切って、同校の佐々木洋監督(37)と面談を行うことが19日、分かった。スカウト部門トップのローガン・ホワイトGM補佐(50)が来日する。大谷はこの日、岩手県高野連にプロ志望届を提出。国内プロかメジャー挑戦かの2択に絞られたが、後者を選択した場合、獲得に最も熱心なドジャースが最有力とみられる。

 本格的に幕を開けた日米球団による大谷争奪戦。ドジャースの動きは早かった。プレーオフ争いが佳境を迎えている中、ホワイトGM補佐とエーシー興梠(こおろぎ)アジア部長がきょう20日に来日し小島圭市極東担当スカウトとともに、そのまま岩手に直行する。大谷本人は面談に同席しないが、佐々木監督に獲得の意思を伝え、育成プランなどを説明する。

 大谷には国内球団のほか、レンジャーズ、レッドソックスなどメジャー5球団が興味を示しているが、最も熱心なのがド軍だ。小島スカウトが1年時から、ほぼ全試合の登板を密着マーク。ホワイトGM補佐も今年3月に来日し、大谷が登板した練習試合を視察している。昨季のサイ・ヤング賞左腕カーショー、本塁打と打点2冠王のケンプらを発掘した同GM補佐は本紙の取材に「彼の将来は非常に明るい。アメリカでもトップランク」との評価を下していた。

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2012年9月20日のニュース