選手、指導者で甲子園優勝…滝正男さんが死去 

[ 2012年4月3日 01:29 ]

 高校野球の強豪、中京商(現中京大中京=愛知)で選手として2度、指導者として2度甲子園大会で優勝した、中京大名誉教授の滝正男(たき・まさお)さんが2日午後6時25分、心不全のため愛知県日進市の病院で死去した。90歳。愛知県一宮市出身。葬儀・告別式は6日午後0時半から、名古屋市昭和区川名山町115、香積院で。喪主は長男克己(かつみ)さん。

 中京商の選手時代の1937年夏と38年春に甲子園で優勝。名古屋高等商業学校(現名古屋大経済学部)を経て指導者となり、中京商を率いて54年夏、56年春の大会を制覇した。

 56年からは中京大の部長、監督を歴任、70年の全日本大学選手権で初優勝を果たした。83年に監督を退任するまで、元中日の木俣達彦氏ら多くのプロ野球選手や、沖縄水産高の元監督で沖縄の高校野球発展の礎を築いた栽弘義氏(故人)らを育てるなど、多くの実績を残した。

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2012年4月3日のニュース