広島、今季初勝利!大竹“復活”7回無失点、倉3打点

[ 2012年4月3日 21:08 ]

巨人戦に先発した広島・大竹

 プロ野球、広島―巨人1回戦は3日、広島市のマツダスタジアムで行われ、広島が4―0で勝ち、今季4戦目で初勝利を飾った。肩痛に苦しみ、3年ぶりに開幕ローテーション入りした大竹が7回5安打無失点と好投し、今季1勝目。ソフトバンクから巨人に移籍した昨季のパ・リーグ最多勝腕ホールトンは6回1/3を8安打2失点で初黒星を喫した。広島が本拠地初戦んを白星を飾ったのは、2002年に旧広島市民球場で行われた横浜との開幕戦に勝って以来10年ぶり。

 初回、大竹は坂本に粘られながらも三振に仕留めると、ボウカー、長野をともに三ゴロに打ち取り、3者凡退と上々の立ち上がり。その裏、ホールトンは外野飛球3つで3者凡退と、試合は静かなスタートとなった。

 2回、巨人は先頭の阿部が三遊間を破るヒットで出塁。1死後、この日37歳の誕生日を迎えた高橋由が右前打でつなぎ、一、二塁とチャンスを広げたが、亀井が三振、藤村は遊直に倒れ、無得点に終わった。

 その裏、広島は栗原、松山の連打で無死一、三塁とし、広瀬の中前にポトリと落ちる適時打で1点を先制。広島が先制したのは今季4試合目で初めて。広瀬は「まずは先制点が欲しかったから、当たりはどうでもいいよ」と笑顔で話した。

 3回、巨人は1死から坂本が右翼線への二塁打で出塁したが、2死三塁から長野が力ない一ゴロに倒れ、無得点。その裏、広島の攻撃は3者凡退。

 4回、巨人の攻撃は3者凡退。その裏、広島はニックの二塁打を足がかりに2死一、三塁としたが、チャンスを生かせず、無得点。

 5回、巨人は1死から藤村の二塁打、2死後、坂本が四球を選んで一、二塁としたが、ボウカーが二ゴロに倒れ、またも無得点に終わった。その裏、広島は1死一、二塁のチャンスをつくったが、梵、ニックが連続三振。ここはホールトンが踏ん張った。

 6回、巨人は1死から阿部が右前打で出塁したが、続く村田が遊ゴロ併殺。その裏、広島はホールトンを攻め、1死満塁から倉がスクイズを決めて待望の追加点、2―0とリードを広げた。

 7回、巨人は内野ゴロ3つで簡単に3者凡退。その裏、広島は先頭の代打・丸が二塁打、送りバントで1死三塁としたが、ホールトンに代わった越智に梵が遊ゴロ、ニックが一飛に打ち取られ、追加点は奪えなかった。

 広島は8回、2番手でミコライオが登板。巨人の攻撃を3者凡退に抑えた。その裏、広島は先頭の栗原が中前打で出塁。代走・中東が盗塁死でチャンスがついえたかに思われたが、敵失と死球などで2死一、三塁とし、倉が左翼線に2点タイムリー。

 広島は9回、守護神のサファテが登板。3番から始まった巨人の攻撃を3者連続三振。

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