“栗原塾”開講 期待の長距離砲・堂林に打撃理論注入

[ 2012年1月27日 06:00 ]

身ぶり手ぶりを加えて堂林(左)にアドバイスを送る栗原(右)

 主砲が次代を担う若き長距離砲に打撃理論を注入した。沖縄合同自主トレに参加している広島・栗原健太内野手(30)が26日、3年目の堂林翔太内野手(20)を個人レッスン。身ぶり手ぶりを加えた2時間超の熱血レクチャーで若者の育成に心血を注いだ。

 栗原は熱っぽい表情で語りかけ、堂林は直立不動で貴重な話に聞き入る。濃厚な2人だけの時間は延々と続いた。

 「“教えてください”と来ましたから。多くを言えば混乱するので、少しずつ。今まで見ていないので、毎日の変化を見ながら言おうと思います」

 栗原は堂林に対し、トップの位置が定まらないこと、さらに右腰の使い方をアドバイス。フリー打撃で理論を実践し、さっそくサク越えを連発した堂林は「実戦に対応できる打ち方。いつでも打てるという準備が大事ということを教えていただいた」と笑顔だった。

 将来の主砲としての期待を受けて入団し、今季で3年目を迎える堂林。「いいモノを持っているし、ツボにきた時に飛ばす力はすごい」と認める素材に、栗原は自らの持つものを惜しみなく与えていく。

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2012年1月27日のニュース