大器再び甲子園へ 花巻東・大谷が真価見せる

[ 2012年1月27日 15:47 ]

花巻東の大谷翔平投手

 昨夏に足を痛めながら150キロをマークしたこと大谷翔平(花巻東=2年)が注目度ナンバーワン投手。昨秋もまだ足の状態が戻らず登板はなかったものの、東北大会準決勝の光星学院戦で2安打をマークし、打でも非凡な面を見せた。本調子ならどれだけの投球を見せるのか。センバツまでには完治させ、今度こそ聖地で本領を発揮する。

 1メートル97の長身に最速150キロを誇る藤浪晋太郎(大阪桐蔭=2年)も今秋のドラフトで上位指名が確実視される逸材。調子の良いときは2ケタ奪三振が当たり前である反面、一度崩れるとめった打ちに会う不安定さも。大谷が「東北のダルビッシュ」と呼ばれる一方、藤浪は「なにわのダルビッシュ」の異名を持つ。

 昨夏49年ぶりに4強進出した作新学院の躍進を支えた大谷樹弘(2年)も健在。球速よりも速く見える直球に、力のある変化球でねじ伏せる投球が持ち味。2年夏でもすでに堂々たる体型を誇っていたが、一冬越えてさらに成長した姿を見せたい。

 スライダーに絶対的な自信を持つ三浦浩太郎(三重)、1年秋からエースナンバーを背負う青山大紀(智弁学園)らにもプロが熱視線を送る。

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2012年1月27日のニュース