西武鉄道設立100周年!ユニホームのデザイン公募

[ 2012年1月27日 06:00 ]

 西武が今年迎えた「西武鉄道設立100周年」を記念し、8月に本拠地・西武ドームで行う主催試合で選手が着用するユニホームのデザインを公募することが26日、分かった。近日中に発表される。チームでは史上初の試みで、試合当日は鉄道や沿線の関連施設の職員も着用する予定だ。

 デザイン公募の対象は全国の小中学生。球団職員、選手らの審査も経て、グランプリに輝いたデザインを基にユニホームを作製する。基調となる色は「ライオンズブルー」になる見込みだ。8月の主催数試合で選手が着用するだけでなく、西武鉄道の駅員も着用する予定だけに、西武ドームはもちろん、フランチャイズでもある埼玉県全体(および都内一部)を青一色に染めることになる。

 ここ数年、西武はライオンズ・クラシックと題したイベントで過去のユニホームを復活させており、昨年は初代ライオンズでもある西鉄時代のユニホームを復刻。着用した渡辺監督は「デザインがいい。気合も入る」と話し、主砲の中村も「違うユニホームを着るのは新鮮」と語っていた。ファンがデザインしたユニホームを着用するとなれば、さらにモチベーションは高まり、4年ぶりのV奪回を狙うチームを後押しするに違いない。

 08年にチーム名に「埼玉」を入れてから今年で5年目。さまざまな地域密着策が奏功して同年からの3年間で主催試合の観客動員が50万人以上も増えた。年明け4日には地域貢献活動の一環で2月に埼玉県中学硬式野球選手権大会「ライオンズカップ」を西武ドームで開催することを発表。今回のユニホーム公募は、地域密着を加速させる目玉プランとなる。

 【西武過去の復刻ユニ】

 ☆07年 西武球団創設の79年から95年まで着用した、全身青のビジターユニホームを復刻。7月の本拠地10試合で使用。

 ☆08年 所沢移転30周年を記念して「ライオンズ・クラシック」を6月から実施。54~59年の西鉄時代のユニホームの復刻を敢行。

 ☆09年 「西武ライオンズの黄金時代」をテーマとして、80年代の黄金期から03年まで使用したユニホームを着用。

 ☆10年 球団前身の73~76年の太平洋クラブ時代のユニホームを使用。赤い色が新鮮だった。

 ☆11年 51年時の西鉄誕生時のユニホームを着用。初代監督・三原脩氏の生誕100年を記念して実施。

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2012年1月27日のニュース