プロ注目の花巻東・大谷 新年の誓いは東北初の全国制覇

[ 2012年1月7日 06:00 ]

「岩手から日本一」のボードの前で意気込む花巻東・大谷

 来春のセンバツ(3月21日開幕、甲子園)出場が濃厚な花巻東・大谷翔平投手(2年)が、東北初の日本一達成を目標に掲げた。

 今秋ドラフトでも1位指名が確実視される最速151キロ右腕は「ドラフトよりもまずは甲子園で日本一になることが目標。ドラフトのことを考えるのは甲子園で実力を見せてから」と話した。昨夏の甲子園1回戦・帝京(東京)戦では股関節痛を抱えて満足な投球ができず、チームも7―8で敗退。それだけに「甲子園は悔しさしか残らなかった。被災地のためにも勝ちたい」と春に雪辱を誓っていた。

 ◆大谷 翔平(おおたに・しょうへい)1994年(平6)7月5日、岩手県水沢市(現奥州市)生まれの17歳。小2で野球を始め、一関シニアでは全国大会に出場。OBの西武・菊池に憧れて入学した花巻東では1年春からベンチ入りし、1年秋から背番号1。父・徹さんは社会人野球の強豪・三菱重工横浜で外野手としてプレー。1メートル91、86キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

2012年1月7日のニュース