過去には松坂も交渉難航…最後は本人が代理人を説得

[ 2012年1月7日 06:00 ]

 06年の入札で松坂を5111万1111ドル11セント(当時のレートで約60億円)で落札したレッドソックスの契約交渉も難航した。正式契約は30日間の独占交渉期限(12月15日午前0時)前日の同14日。決裂ギリギリのせめぎ合いだった。

 レ軍の最初の条件提示は交渉権獲得から約2週間後の11月27日だった。ただ年平均500万ドルの内容は、1700万ドルが希望額の代理人スコット・ボラス氏と大きな開きがあった。交渉が本格化したのは期限4日前の12月11日。ラリー・ルキーノ最高経営責任者(CEO)とセオ・エプスタインGMが、ロサンゼルス郊外にあるボラス氏の事務所を訪ねてからだ。12日正午からは何度も休憩を挟み、寝る間もなく13日朝まで計6回交渉。それでも決着は付かずレ軍幹部は決裂を覚悟して空港へ向かったが、松坂自らが代理人に譲歩するよう説得し合意に至った。

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2012年1月7日のニュース