転落事故から3カ月…6歳遺児 忘れられない始球式

[ 2011年10月1日 13:21 ]

レンジャーズ―レイズ戦の始球式で、クーパー君がレンジャーズのハミルトンに投球した

ア・リーグ プレーオフ地区シリーズ レイズ9―0レンジャーズ

(9月30日 アーリントン)
 レンジャーズ―レイズの始球式には、7月の試合中に左翼の観客席から誤って転落し、死亡したファンの遺族が参加した。

 痛ましい事故は、レンジャーズの左翼手ハミルトンがファンサービスとしてボールを観客席に向かって投げた際、捕球しようとした消防士のストーンさんが転落死したもの。始球式では、当日父と観戦していた6歳の遺児クーパー君の投球をハミルトンが受け、その後抱き合った2人に大歓声が降り注いだ。

 母ジェニーさんは「息子にとって、つらいはずのこの球場への再訪を、一生のうちに一度しかないような経験に変えてくれた」とコメントした。(共同)

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