ソフトバンクがリーグ連覇!秋山監督 古巣で6回宙に舞う

[ 2011年10月1日 17:26 ]

リーグ2連覇を果たし、胴上げされるソフトバンクの秋山監督

パ・リーグ ソフトバンク3―0西武

(10月1日 西武D)
 優勝マジックを1としていたソフトバンクは、西武に3-0で完勝し、2年連続15度目(南海、ダイエー時代を含む)のパ・リーグ優勝を決めた。1リーグ時代を含めると17度目の優勝となった。連覇はダイエー時代の1999~2000年以来で、パでは06~07年の日本ハム以来。

 初回、ソフトバンクは2死二塁の好機を作るが、松田が三ゴロに倒れて得点ならず。西武も1死二塁と得点圏に走者を送るが、中島、中村が凡退した。

 4回、ソフトバンクは無死満塁と絶好の先制機を迎えたが、福田、明石、細川が倒れて無得点に終わった。

 試合が動いたのは6回。ソフトバンクは1死二塁から、福田の中前打で1点を先制すると、続く明石の右中間を破る適時三塁打で1点を追加。7回には松田の左犠飛で1点を挙げ3-0とリードした。
 
 ソフトバンク先発の岩崎が7回3安打無失点と好投。8回からファルケンボーグ、9回は守護神・馬原が締め、ナインがマウンド付近で歓喜の輪を作った。古巣の西武ドームで6回宙に舞った秋山監督は「選手が最初から全力で戦ってきた結果」と笑顔。2位の日本ハムを10ゲーム以上引き離しての優勝に「今年は(東日本)大震災もあった。多くの人に勇気を与えようとスタートしたし、格別な優勝です」と喜びをかみ締めた。

 昨年はクライマックスシリーズで敗退し、ファンも8年ぶりの日本シリーズ出場への思いは強い。大歓声を浴びる中、秋山監督は「日本一を獲ろうとスタートした。最後まで応援をお願いします」と表情を引き締めた。

 ▽ソフトバンク・秋山監督 選手が全力でやった結果、何回優勝してもうれしい。けがが多かったけど、助け合いながらやってくれた。きつかったけど、いい結果で終わった。日本一を取るんだということでスタートした。最後まで目いっぱいいきたい。

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