東北に優勝旗を!聖光・歳内 特別な夏に誓う「日本一」

[ 2011年8月4日 06:00 ]

初戦で日南学園と対戦することが決まった歳内(中央)ら聖光学院ナイン

 聖光学院は「がんばろう!日本」をスローガンに掲げ、被災地の復興を支援する大会と位置付けられる特別な夏。福島県代表としての使命は分かっている。

 大会初日に日南学園(宮崎)との対戦が決まった歳内は「やるしかない。相手がどこでも自分の投球が変わるわけではない。震災もあったので少しでも長く(甲子園で)やらなければいけないと思っています」と、静かに闘志をたぎらせた。

 直球の軌道から打者の手元で鋭く落ちるスプリットを決め球に、福島大会では6試合で34回2/3を投げ60奪三振。プロ注目の本格派右腕だが、昨夏は準々決勝で優勝した興南(沖縄)に3―10で大敗した。「(去年は)ボコボコに打たれた興南の試合しか覚えていない。今年は自分が日本一の投手になります」。歳内の頂点を目指す戦いがいよいよ始まる。

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2011年8月4日のニュース