西岡、完全復調3戦連続安打!逆転地区Vにも光…

[ 2011年7月10日 06:00 ]

ホワイトソックス戦の7回、中前打を放つツインズ・西岡

ア・リーグ ツインズ8―5ホワイトソックス

(7月8日 シカゴ)
 ツインズの西岡剛内野手(26)が8日(日本時間9日)のホワイトソックス戦で7回に中前打を放ち、左すねの骨折から復帰してから初の3試合連続安打となった。5打席で計28球を投げさせるなど、粘りの打席で逆転勝利に貢献した。一時は最大16・5ゲームあった首位との差も7ゲームまで減少。チームの上昇とともに、西岡も7月の月間打率・320、出塁率・414と調子を完全に取り戻した。
【試合結果】

 自信に満ちた表情だった。西岡は「速い球にもしっかり対応できているし、目も慣れてきたと思うし、いい状態」と言った。3点リードの7回1死からフルカウントまで粘って、6球目の外角速球を中前打。4月3~5日以来、左すねの骨折から復帰後初となる3試合連続安打を記録した。

 5打席で計28球を相手投手に投げさせた。4点を追う2回1死一塁では四球で出塁。3回2死満塁では、好捕に阻まれ三ゴロだったが相手先発フロイドに7球投げさせた。その粘りが4回の6得点につながった。ロン・ガーデンハイアー監督も「フロイドに対して、全員がいい打席を送ったことが攻略につながった」と目を細めた。

 故障を挟んだ4、6月は打率・197で出塁率も・254と低迷。「結果を欲しがっていた。体が突っ込んでいた」と話すが、左足に軸を残すことで、ボールを長く見極められるようになった。7月は打率・320で、出塁率は・414。中軸を打つモーノー、ヤング、クベルが現在も戦列を離れる中で、下位を打つ西岡が上位へのつなぎ役を果たし、打線の流れを呼んでいる。

 6月1日時点で借金20、地区首位とは16・5ゲーム差あったが、同2日以降は23勝10敗で、首位との差は7ゲームまで縮まった。「投手陣もしっかり頑張ってくれていますし、投打のかみ合わせが良くなってきた」と西岡。大リーグでの過去最大の逆転劇は1914年ブレーブスの15ゲーム差。史上最大の逆転での地区3連覇の期待は少しずつ膨らんでいる。

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2011年7月10日のニュース