ロッテ2カ月ぶり3連勝!薮田2回ピシャリ初勝利

[ 2011年6月15日 06:00 ]

<巨・ロ>10回2死、矢野を右飛に打ち取り、里崎(左)とハイタッチをする薮田

プロ野球 交流戦 ロッテ2-1巨人

(6月14日 東京D)
 指揮官の信頼を意気に感じ、ロッテの薮田は延長10回を3者凡退に仕留めて今季初勝利を挙げた。

 同点の9回から登板し、2イニングを無安打無失点。1点を勝ち越した直後の10回2死一、二塁では、日米通じプロ16年目で2度目の打席に立った。「初めてバットに当たった」と一ゴロに苦笑いしたが、5日の中日戦(ナゴヤドーム)で平田にサヨナラ本塁打を浴びただけに「同じ失敗を繰り返したくなかった」と振り返った。

 「あそこは1点リードで薮田しかない」と西村監督。その裏で時間を読む冷静な采配も光った。今季採用される3時間半ルール。9回1死一塁では「まだ後にチャンスが来る」と代打・金泰均(キムテギュン)の起用を我慢し、10回1死一、三塁で満を持して送り出した。初球がボールになると開始から3時間15分が経過し11回には入らないと読み、「時間と、相手が中間守備だったので併殺崩しも狙って」(青山総合コーチ)と一塁に代走・高口も起用。そして金泰均が決勝中犠飛。西村監督は「待って、最高の場面で使えた」と、2カ月ぶりの3連勝に相好を崩した。

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2011年6月15日のニュース