福留 チーム勢いづける貴重な一打 

[ 2011年6月15日 13:01 ]

 カブスの福留孝介外野手は14日、シカゴでのブルワーズ戦に「1番・右翼」で出場し、4打数1安打だった。内容は空振り三振、中飛、見逃し三振、中越え二塁打、投前犠打で打率は2割9分6厘。カブスが延長10回に5―4でサヨナラ勝ちした。

 カブスの福留が延長十回無死二塁で送りバントを決めて、サヨナラの舞台を整えた。
 バントをする前に打席で考えていた。「走者の足を考えたら、投手は絶対に三塁へは投げない。逆に打球の勢いを殺しすぎて、捕手に捕られるほうが怖い」。狙い通り、やや一塁寄りに転がし、投前バントとなった。続くカストロの中越え打でサヨナラ勝ち。「やるべきことをきちんとやったら勝てるってこと」と胸を張った。

 1―4の八回には「自分のスタイルでしっかり打とう」と、初球を中越え二塁打。この一打をきっかけに打線がつながり、同点として延長戦に持ち込んだ。「こういう試合を取るのは大きいね」。チームの劣勢をはね返した1番打者はうれしそうに笑った。

 ▼福留の話 (延長10回の犠打は)ランナーの足を考えたら、ピッチャーは(三塁へ)絶対に投げない。逆に打球の勢いを殺し過ぎてキャッチャーに捕られたほうが怖い。(二塁打が同点のきっかけになり)外野手の頭を越える、越えないではなく、自分のスタイルでしっかり打つことだけを考えて打席に入った。(共同)

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2011年6月15日のニュース